【SV S19 最高21xx】ホウオウ対面ループ

ども。倉本蘭です。

受けループじゃないホウオウ構築を組んでいたつもりが、ちょっとずつ改良していくにつれどんどん受けポケモンが増えていって最終的には6匹全員が受けポケモンになってしまいました。なんだこれ。

構築経緯ではそういった部分はもちろん端折ってるのであとがきにでも一番最初の構築貼っときます 変化を感じろ

 

 

コンセプト

ホウオウを軸とした受け構築。
しかし、ただパオジアンにクレベースを永遠に後投げし続けるような受けループではなく、縦の並びと受けポケモンそれぞれの対面の殴り合い性能を意識して対応範囲の広い受けを成立させる。

 

構築経緯

フェアテラ光の壁ホウオウからディンルーやドオーなどの特殊受けに繋ぐことによって環境の禁伝TOP2であるミライドンと黒バドに対して氷テラバーストや悪巧み等の崩しをケアしながら動ける点に着目。

そのため、軸としてホウオウ、ディンルー、ドオーを採用。

ドオーとディンルーは対ミライドンを考えた際に役割が被るように思われがちだが、ドオーはホウオウがきつい水ウーラオスの水流連打の一貫を切れたり、どくびしや自己再生を覚えるので長期的なサイクルに安定するという利点がある。

環境で流行していた黒バド+ディンカイパオラオスのような並びに対して、ホウオウディンルー@1で選出したく、ラストの枠で相手のディンルー、ウーラオス、パオジアンを相手できるポケモンを模索。眼鏡ヤドランがヒットしたので採用。

残り2匹について考えるにあたって、現状受かっていない、もしくはきついポケモンをリストアップし、以下のように考えられた。

 

・コライドン
グライオン(等の受け構築)
・炎オーガポン

 

・根性ガチグマ
・水オーガポン
・飛行テラバカイリュー

 

上の3匹に対しては鋼テラス渦アンコラウドボーンが適任であると考え採用。
下3匹のに対しては草テラスエアームドでふんわりと対策。

 

個体解説

ホウオウ @ あつぞこブーツ

Shiny Sprite

テラスタイプ: フェアリー
特性: さいせいりょく
性格: しんちょう
213(252)-151(4)-134(188)-117-198(44)-113(20)
せいなるほのお / じしん / ひかりのかべ / じこさいせい

 

HB- 特化パオジアンのつららおとし98.05%で2耐え

HD- 臆病黒バドレックスのアストラルビット2発+壁下アストラルビット95.17%耐え

  臆病黒バドレックスの+3アストラルビット81.25%耐え

S- 最速ガチグマ+1

 

構築経緯やコンセプトにも書いたように構築の軸。
特殊の伝説やアカツキガチグマといった高火力特殊アタッカーに対し光の壁を貼りテンポをとる。
壁下の特殊対面ではHPが半分ぐらいしかなくても相手が突っ張ってきた場合に受け切れるシチュエーションが多いため、積極的に物理交代へのケアで聖なる炎を選択しアドを稼ぐ。
再生なんて押さなくても相手が殴らずに引いてきたらどうせ50%から83.3%ぐらいまで勝手に回復するので。

ホウオウにしてはちょっと珍しい慎重採用だが、光の壁を貼りに行く関係上、物理より特殊に対して居座るシチュエーションが多くBに補正をかける必要はないと判断。
調整意図は長ったらしく書いてるけどつまるところアストラルビット2.5耐え調整。
アストラルビットに後投げして壁貼って耐える、もしくは悪巧み+黒の嘶きで+3になったアストラルビットに切り替えせるということ。

 

ドオー @ くろいヘドロ

テラスタイプ: どく
特性: ちょすい
性格: しんちょう
225(156)-95-98(140)-58-161(212)-40
じしん / どくどく / どくびし / じこさいせい

 

HB- 特化鉢巻ウーラオスインファイトヘドロ込み95.32%で2耐え


普通のドオー。
ホウオウはウーラオスが重いのでちょっとだけBに寄せてる。
でもなんだかんだでアイススピナーや冷凍パンチをどこまでケアするかが課題になる。
ドオーが氷技で崩されると水テラス水流連打はフェアテラホウオウも受からないので貯水の回復を利用しつつ聖なる炎を頑張って稼ぐ鬼の択をやることになり厳しいので氷技持ちが多かった最終盤はあまりウーラオス受けとして投げていなかった。(ヤドランを投げてた。)

 

ディンルー @ たべのこし

Normal Sprite

テラスタイプ: はがね
特性: わざわいのうつわ
性格: しんちょう
262(252)-131(4)-146(4)-67-143(236)-67(12)
じしん / まきびし / ふきとばし / ちょうはつ

 

A- B4パオジアンを地震で乱数2発 87.5%

HD- 特殊伝説に投げるのでほぼ特化

S- ミラー意識

 

壁下で特殊に対して長期的なサイクルを行える食べ残しHD特化(ほぼ)採用。
技構成は目の前のミライドンや黒バドを削れる地震、悪巧みや瞑想を消せる吹き飛ばしまでは確定。

@2がまきびし、ステルスロック、挑発、守る辺りから選択。
今回は黒バドやミライドンの裏に必ず仮想敵として考えるべきウーラオスに強く、キョジオーンなどの受けポケモンにも強いまきびしと、構築上とても重いキョジオーンの呪いや自己再生を防げる挑発で採用。
ついでに相手のディンルーのまきびし展開を防いでこっちだけ一方的にまきびしを撒きまくる展開を作ることも出来る。

 

ヤドラン @ こだわりメガネ

テラスタイプ: はがね
特性: さいせいりょく
性格: ずぶとい
202(252)-85-151(60)-145(196)-100-50
ねっとう / くさむすび / トリック / なまける

 

HB- 水テラス鉢巻ウーラオスの水流連打乱数6発(約0%)

C- H252D4水ウーラオスを眼鏡草結びで乱数1発81.25%

 

構築経緯にも書いたよう、黒バド+ディンカイパオラオスのようなスタンに有利を取れるよう採用した枠。

ホウオウ構築はやはりディンルーに相当隙を見せる構築であり、何も対抗手段を持たずまきびし3回とステロを撒かれたらまず負けるのは明白。
しかし、眼鏡ヤドランならトリックによる技の封じ込めや高火力の熱湯による負荷から有利に試合を進めることが出来る。
もちろん、トリックをしてもまきびしを3回撒かれることはあるが、まきびしで拘ってしまえば相手は場のホウオウやこちらのディンルーを引かせることが出来ず、聖なる炎やまきびしといった負荷が相手に襲いかかる。
なお、ホウオウはブーツ、ヤドランは再生力からステロまきびしがあまり痛くならないこともグッド。残飯奪えると尚グッド。

他の役割対象として、ウーラオスは言わずもがな、ヤドランはトリックにより回復+積み技のような崩しや拘りハチマキなどによる崩しにも強い。
前者に対し活躍した例を書くと、瞑想残飯ガチグマにホウオウを崩されそうになっていたところ、光の壁からヤドランを出しトリック、ブラッドムーンは2回連続で打つことができないためホウオウを崩せなくなり、ついでにヤドランは残飯を貰える、などがあった
受け構築は受けに対する頼みの綱である崩しを機能停止にさせてしまえば勝ちの構築なので、そういった動きが易々と行えるヤドランはとても強かった。

パオジアンに対しては噛み砕くや電気テラバーストが面倒だが、いずれもディンルー引きからの鋼テラス地震でケアが効く。
電気だと抜群になるので尚良し。

 

ラウドボーン @ オボンのみ

Shiny Sprite
テラスタイプ: はがね
特性: てんねん
性格: ずぶとい
211(252)-85-167(252)-131(4)-95-86
フレアソング / ほのおのうず / アンコール / なまける

 

HB- 特化コライドンの晴れ下スケイルショットオボン込み乱数10発 4.47%

 

ホウオウ構築はやはりディンルーに相当隙を見せる構築であり、何も対抗手段を持たずまきびし3回とステロを撒かれたらまず負けるのは明白。
ラウドボーンもディンルーに隙を見せるポケモンの一匹だが、炎の渦+アンコールで採用することにより逆にディンルーを誘い殺すことができる。
ドオーやドヒドイデなどの受けポケモンにも同じことが言える。

鋼テラスは切ると地震のないグライオンや放射のないムゲンダイナにとても強く、構築で重い鉢巻カイリューの一貫を切る事が出来る。

ぶっちゃけコライドンのスケイルショットや逆鱗は受かっていないが、環境的にドラゴン技を持っていないコライドンも一定数いたこと、コライドン自体がそこまで多くなかったこと、あっても割とホウオウやヤドランを絡めてどうにかできることから薄めに対応した。

ラウドボーンはホウオウの天敵である電気テラバーストパオジアンが受かる。
噛み砕くは正直面倒だが、ホウオウが対面有利だったりフェアテラだったりである程度ケアできる。
しかしディンルーやドオーとパオジアンが偶発的に対面してしまうとその時点で択が発生するのでその対面は作らないか、もしくは毒などの負担がかかる技を選択して対面が作られてもリカバリが効くようにした。

 

エアームド @ ゴツゴツメット

Shiny Sprite
テラスタイプ: くさ
特性: がんじょう
性格: わんぱく
150(76)-100-211(252)-54-90-113(180)
ボディプレス / ステルスロック / てっぺき / はねやすめ

 

B- ボディプレスの火力意識特化

S- 最速ガチグマ+1


1番ただの補完枠だし語ることがない。
強いて言うならば、根性ガチグマに投げる際はあらかじめ与えたダメージから相手のガチグマがASか耐久振りか判断しておくと羽休め読み地震の択が緩和される。
(このエアームドは世間的には珍しい最速ガチグマ抜きだが、相手視点はASなら抜いてると思って地震を打ってこないし、耐久振りなら抜かれてると思って地震を選択してくる可能性が高いという意味)
結局のところ、択なんかしなくてもボディプレスで削ってホウオウの圏内には言っちゃえばそれでもOKみたいな盤面も多く存在する。

 

草テラスは申し訳程度の水ポン対策。
申し訳程度なので結構負けた

 

選出

黒バド+ディンカイラオスパオ的なの

ヤドランディンルーホウオウ

 

黒バド

ホウオウディンルー@1

 

ミライドン

ホウオウ+ドオーorディンルー@1

 

コライドン・ザシアン・ホウオウ

ラウドボーン@2

 

結果

TNみずは

最高レート

2100ちょい

 

最終順位

364位 R1978

 

おわり

最後めちゃくちゃ溶かしたけど今期の最終日はしばらく10位~30位あたりうろちょろできたので成長が伺える。

結果なしだけどおもしろかったのでよし。

 

そして、最初に書いてた、初期の頃の構築でも貼っておきます。

当時はホウオウキョジで黒バドを見ようとしてたけど普通に無理がありすぎて挫折。ディンルーに変えたおかげでとても嬉しい気持ちになれた。

 

それでは、また。